訪問看護とは

私たちは突然に、そして理不尽に病に冒されたり障害を負う可能性があります。ただ、病や障害をもつ状態になったとしても、それはその人を構成する要因の一つであり、それがすべてではないと信じております。人間には沢山の素晴らしい可能性が存在するのです。私は平成12年から在宅でのリハビリテーションに関わり、利用者様から人間の可能性には色々なかたちがあることを教わりました。
そして、「人間にはどのような状態になったとしてもいきいきとした生活を送ることができる」という結論に至ったのです。たとえ障害を持つ状態になっても、体が動かしにくい状態になっても、寝たきりになっても当たり前のことですが、その人らしさは必ず存在しております。私たちは、医療・介護の専門家として「その人らしく生きる権利」を見据え、人として、人間として、当たり前のことを実行する医療・介護の専門集団であり続けることを誓います。